知財に対する世界的な意識の高まりの中で、制度のグローバル化、ハーモナイゼーションが求められ、またＰＰＨなど新たな試みが各国共通に行われていますが、まだまだ各国間の実務には重要な相違が多くあり、海外の有能な特許事務所、法律事務所との緊密な提携は欠かせません。永年にわたる業務の中で、私たちは各国の多くの代理人と良好な関係を築き上げて参りました。時間の経過と共に、以前は欧米が中心であった海外出願も、ともすればアジア重視のポートフォリオへと徐々に変化しつつありますが、私たちが築いてきた信頼関係は不変であり、法制の相違を越えて各国で適切な権利を取得できるよう、一致協力して手続を行っています。

またこれまではまず本国で出願し、優先期間内に海外展開を考えるといったアプローチが主流でしたが、当初からＰＣＴ出願を行うケースも増えています。最初から手続の厳格な法制を想定して明細書を作成するなど、海外展開をめざす場合に取り組むべき課題は多くありますが、私たちは今後も各国の代理人との連携のもとに、グローバルな知財サービスを提供して参ります。